執筆日 2025/02/13
今回は、私が小説を書く時に使っているTATEditor(デスクトップ版)という縦書きで書くことの出来るテキストツールを紹介していきます。
私が現在(2025/02/13時点)使っているツール
現在と書きましたが、ツールは将来的に変わる可能性があります。
便利なものが見つかったらどんどん試してみるのが良いと思いますが、データを移すのが面倒だったり使い慣れるまでに時間がかかったりするかもしれない……と考えると
ある程度最初から使いやすいものが知りたいですよね。
私は7年ほど前にノートパソコンで小説を書き始め、ノートパソコン自体は一度替えていますがソフト(スマホで言うアプリみたいなやつ)は、時々新しいものを試しつつも、今でも7年前と同じものを使っていますので、使いやすいソフトだと思います!
ただし、使う人によってツールに必要な要素は変わってくると思うので私の基本情報をお伝えしますね!
執筆環境について
私の情報
・ノートパソコンで執筆
・電子機器は苦手
・せっかち
・有料ソフトは敷居が高いと感じる
求める機能
・縦書きで書きたい
・文字数、ページ数が常に分かってほしい
・1行の文字数を設定できる
・他の端末と連携したい
私はけっこうな機械音痴ですので、もっと読む方が知りたい情報があるのかもしれませんが分かりません!
コメント等で質問をくださったら分かる範囲で答え、この記事も改善したいと思っていますのでお気軽にどうぞ
こんな感じです!
そんな私が使いやすいと感じているソフトが
TATEditor デスクトップ版
「縦ディタ」と検索すれば出てくるはずです。
緑の丸枠、白いひし形、緑文字で縦書きと書いてあればたぶんそれです。
※利用規約が難しくてよく分からなかったので一応権利侵害を防ぐためURLの直接引用はしていません
デスクトップ版をダウンロードすると、アイコンは緑の四角に白いひし形、黒と赤で模様が書いてあります。なんだかちょっとおしゃれです。
というわけで、ここからはTATEditorを7年使っている筆者が正直な使い心地を書いていきます。
TATEditorの使い心地ってどう? 良いところ
今回はメインで使っているデスクトップ版について話していこうと思います。
まずは、私が思う使いやすいところを使用設定と一緒に紹介します。
その1 機械音痴でも使いやすい!
複雑な機能も存在しているようなのですが、知らなくても使えます。
少し細かく設定をしたい場合は、ソフトを立ち上げて左上にある「表示」をクリックして「簡易設定ウィザード」を開いてみてください。
私は背景を灰色にして目にやさしい仕様に変更しています。
その2 ソフトの立ち上げが早い!
TATEditorは軽いです。すぐ立ち上がってサクサク動きます。それほどパソコンのスペックが高くなくても問題ないのではないでしょうか。Wordだと少し重い……という方でも、TATEditorなら安心だと思います。
その3 無料で使える!
無料です。フリーソフトです。気軽に入れられて長く使えます。
その4 縦書き対応!
ソフトを立ち上げて左上の「表示」から「縦書き表示」にチェックを付けたらオッケー。
横書きや、環状でも書くことが出来ます。
環状はどんな時に使うか私も謎なのですが、平等な立場で約束するために傘連判状を作りたい人はこれほど便利なソフトはないでしょう。
もう少し現実的な可能性としては寄せ書きに使うとかかもしれませんね。
その5 予測変換が邪魔な位置に出てこない!
「表示」→「簡易設定ウィザード」→「縦書き未対応IME対策(Google日本語入力等)」にチェック
これをすると、縦書きの時の予測変換が邪魔な位置に出てこなくなります。
これは最高の機能です。Wordでも縦書きは出来ますが予測変換が打っている文字と被ってしまって打ちづらいです(改善方法を私が知らないだけだったらWordさん申し訳ありません)。
その6 ルビが振れる!
このソフトのとっても嬉しいところがここです。
ルビを振るのが簡単なのです。
私は基本的に青空文庫形式で執筆していますが、「表示」の「マークアップ形式」をクリックすると六種類ものマークアップ形式(ルビなどの装飾)から選ぶことが出来ます。
ルビの細かい設定については今後の記事で紹介します。
その7 文字数、ページ数が常に分かる!
画面の下の方にたくさん数字が並んでいると思います。その中のどれかが文字数です。文字を打ち込んだりカーソルを動かしたりしてどれが何の数字なのか確認してみましょう。
慣れてくれば瞬時に文字数が確認できて便利です。
400字詰め原稿用紙の換算枚数まで表示してくれるので、今後文芸賞に応募する予定がある人はとても便利でしょう。
その8 1行の文字数を設定できる
まだ書き始めていない、または書き始めたばかりの人にとってはあまり重要な機能ではないと感じるかもしれませんが、文芸賞に応募することなどがあればとても便利です。
以上、私が感じているTATEditorの便利ポイントでした。
ちょくちょく文芸賞の話を出していますが、小説を書くからと言ってどこかに投稿や応募をしなければいけないということは全くありません。
私も7年間で二回しか応募していないです。
今回紹介しているのは、今後、応募などをしたくなった時にも便利なので安心! ということです。
TATEditorの使い心地ってどう? ちょっと困るところ
次にちょっと困るところと解決方法を分かる範囲で書いていきます。
その1 戻るボタンはない(たぶん)
Wordを使い慣れている人は戻るボタン「←(こんなの)」を便利に使っていると思いますが、TATEditorに戻るボタンはありません。
うっかり文章を消しすぎると焦ってしまいます。
ですが大丈夫、そういった時はキーボードにある「Ctrl」と「Z」を押しましょう。無事に前の動作に戻ることが出来ます。
その2 まれに予測変換が邪魔してくる
極稀に予測変換と打っている文字が重なってしまうことがありますが、原因があります。
TATEditorを全画面表示にしている + 右はじの行に文章を打とうとしている
この二つをしていると、本来右横に出てきてくれるはずの予測変換が表示されるスペースが無くなってしまい、文字に重なってしまいます。
画面表示を少し小さくするか、スクロールなどを工夫してパソコン画面の中の右側に空間が生まれるようにしてあげましょう。
直るはずです。
その3 印刷は少し苦労する
この問題は文芸賞などに応募する場合に特に感じるものですが、紙に対する文字のサイズや、配置などを整えるのが少し難しいです。機械音痴は苦労しなくてはいけないでしょう。
すごく頑張って設定すればちゃんと応募できる形になります。
その4 他の端末と連携出来ない
TATEditorの公式ページに行くと、どのようなことが出来るのか表になっているのですが、デスクトップ版のアカウント同期機能は開発予定と書かれています。
現時点ではデスクトップ版で書いた内容を他の端末から見たり編集したりは出来ません。
私は小説が完成したらGoogleドライブに投げ込んでいます。
家や出先でそれぞれ別の端末で作業したい人には不便かもしれませんが、もしタブレットなどを使っている場合は、アプリ版を使用しても良いかもしれません。
私はアプリ版だとキーボードの物理的な打ちにくさや、外で作業すると集中できないなど、アプリ機能とは関係ないところが理由であまり使わなくなってしまいました。
まとめ
私が7年間、ずっと使っている縦書きに便利なソフトTATEditorデスクトップ版 について紹介しました。
最後にまとめて箇条書きにして今回の記事を終わろうと思います。
良いところ
・機械音痴でも使いやすい
・ソフトの立ち上げが早い
・無料で使える
・縦書き対応
・予測変換が邪魔な位置に出てこない
・ルビが振れる
・文字数、ページ数が常に分かる
・1行の文字数を設定できる
たまに困るけど改善方法があるところ
・戻るボタンはない
・まれに予測変換が邪魔してくる
今のところ改善できない困るところ
印刷は少し苦労する
他の端末と連携出来ない
以上です。
次回からは縦書きの基本的だけど忘れられがちなルールについてまとめていきたいと思います。
ぜひ当ブログをブックマークしてお待ち下さい。
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