はじめて小説を書く:ルビについて2 7年間TATEditorを使っている筆者が使い心地を書いてみる

小説をかきたいあなたへ

執筆日2025/02/21


今回は、私が小説を書きはじめてからずっと使っている「TATEditor」デスクトップ版の使用感について、ルビの振り方に絞って感想を書いていきます。
筆者は機械音痴なので、同じく機械音痴の方には参考になると思うのですが、全て私の個人的な感想ですので、ご理解ください。

前回の記事ではルビの振り方の説明をしているので、使い方が気になる方はそちらをどうぞ!

使ったことのあるマークアップ形式

・デフォルトのマークアップ
・小説家になろう記法
pixiv記法
・青空文庫形式
でんでんマークダウン


私は、7年前(2018年)に小説を初めて書いた時、ほとんど何も設定もしていませんでした。

その時使っていたのは、「デフォルトのマークアップ」だったはず。

なぜ「デフォルトのマークアップ」を使っていたのか、当時の自分の状況を少し振り返ってみます。

おそらく小説を書き始めたばかりの人、これから書きはじめようと思っている人には共感してもらえる部分もあると思います。

小説を書きはじめたばかりの私は、どこかに投稿する予定は無く、とにかく思いついたストーリーを忘れないうちに書こうという気持ちで、それ以外のことは深く考えていませんでした。
マークアップ形式という言葉も知らず、もちろん設定をどうするかなんて考えていませんでした。

なので、いじらずにデフォルトのまま使っていたと思います。
それがおそらく「デフォルトのマークアップ」です。
なぜ「おそらく」なのかと言えば、その当時は設定を気にしていなかったのと、7年も前のことなので記憶が定かではない)

ネットサイトや、コンテストに投稿するまでは、ずっと「デフォルトのマークアップ」を使っていました。

そんなわけでよく分からないまま書き始めた私ですが、色々と考えながらマークアップ形式を変えたり戻したりしています。
そんな私が使ってみた5つのマークアップ形式について一つずつ感じたことを書いていきます。

デフォルトのマークアップ


デフォルトのマークアップは、使いやすく、そのまま変えなくても問題ないと思います。
ルビの振り方が手軽で、前回の記事で詳しく紹介しましたが、二重括弧で囲うだけでルビに変換されます。

なにより圏点を使うことの多い私は、アスタリスクで挟むだけで圏点が打てるのも便利です。

反対に、アスタリスクだけ打っても自動で変換されてしまいます。
場面の切り替えなどにアスタリスクを使った時、打ち込んだ数と表示される数が異なります。
文章をコピペして他のサイトに流用したい時は「TATEditor」での表示とペースト先の表示がズレてしまうので気をつけて下さい。

この設定の使い方に慣れていれば、他のルビの形式にも応用できます。
ただし、他のいくつかの形式よりも手軽なので、切り替える時に少し面倒に感じることはあるかもしれません。

デフォルトのマークアップの便利な点は、カタカナやアルファベットにルビを振りたい時、単語の区切りが分かる状態(スペースがある、平仮名からカタカナに切り替わるなど)であれば、自動的にその部分にルビを振ってくれます。

他の形式では、ルビをいれたい単語の前に区切りの線をいれる必要があります。

小説家になろう記法


小説家になろう」という、小説投稿サイトがあります。
書籍化、アニメ化された作品も多い大手サイトで、使っている人もかなり多いようです。

私も、最初に小説を投稿しようと思った時にこのサイトを選びました。

小説家になろう」サイトでは、サイト内の投稿ページで小説を書くことが出来ます。
下書き保存も出来るし、ルビの設定も出来ます。
しかし、インターネットに弱い私はこんなことを考えていました。

「サイト上で書いてうっかりウィンドウを閉じてデータを消してしまったらどうしよう」

実際、試しに書いてきちんと保存しないでウィンドウを消してみましたが、下書きデータは残りません。
ウィンドウを閉じていいかどうかの確認なども表示されません。

TATEditor」であれば、消すときには保存するかどうかを聞いてくれますので安心です。
TATEditor」の「小説家になろう記法」で書くメリットを書いてみました。

TATEditor」の「小説家になろう記法」で書くメリット
・ウィンドウをいきなり消しても保存するか聞いてくれる
・ルビ設定を書きながらスムーズに済ませられる
・縦書きで書ける
・目に優しい色の画面設定に出来る


それに、ネットサイト上にデータを置いておくより、端末にデータがある方が安心です。
他のサイトにも投稿したくなった時にも使いやすいですからね。

TATEditor」の「小説家になろう記法」を使えば、あとはコピペでそのまま投稿できる形になります。

でも「小説家になろう」サイトもどんどん進化していて、私が数年前に使っていたときよりかなり書きやすくなっています。
設定も増えて使いやすくなっているので、求める機能によっては直接書いたほうが便利に感じると思います。

参考になるか分かりませんが、私が「TATEditor」で表示している画面と、それをコピペして投稿した小説家になろうに掲載している小説を貼っておきます。

私の作品を読んでほしい気持ちも含めて貼っているので、お時間のある方は覗いてみて下さい。
なお、以前の記事で紹介した作品と重複しています。既に読んでいる方は大変ありがとうございます!
全年齢の作品が少ないので、どうしても記事で紹介できる小説となると、絞られてしまうのです。


実際に「TATEditor」で書いている画面


小説家になろう」サイトの編集画面


サイズ感を分かりやすくするため全画面のスクリーンショットにしています。
設定を変更すればもっと文字を大きく映すことも可能ですが、私が実際に操作している時はこのくらいの比率です。

TATEditorからのコピペで「小説家になろう」サイトに投稿したもの
https://ncode.syosetu.com/n3147kd/

投稿した際、どのように表示されるのかは端末によって違うと思います。
帰月』【第一章 強い男と弱い男】を実際に開いてみて下さい。

pixiv記法


pixiv" class="kingyo-auto-link">pixiv」の投稿ページでも、「小説家になろう」と同じでサイト上で文章を書くことが出来ますが、「小説家になろう」でもサイト上で小説を書かないのと同じ理由で私は「TATEditor」で書いています。

ただし「pixiv記法」は使っていません。
なぜなら「pixiv" class="kingyo-auto-link">pixiv」でルビを付ける方法はかなり面倒くさいのです。

pixiv" class="kingyo-auto-link">pixiv」のルビはすごく面倒くさいのですが、手軽にする方法があるので紹介しておきます。

二重山括弧でルビを書いておけば、後から一気にルビに変換することが出来ます。

TATEditor」で書くときも、「pixiv記法」ではなく、「小説家になろう記法」など、二重山括弧を使ってルビを振る形式を使うことをオススメします。

青空文庫形式


青空文庫」で書くわけでは無いのですが、青空文庫形式を使っています。

デフォルトのマークアップだと便利すぎて、他のサイトに投稿する時に修正する必要があります。

他の形式でも構わないのですが、なんとなく「青空文庫形式」という名前が気に入っているのでこの形式を設定しています。

でんでんマークダウン


まったく使い方が分かりませんでした。
二重山括弧を使ってもルビにはならず、二重山括弧のまま表示されます。
波括弧だとルビになるという情報を見て試してみましたが、出来ませんでした。

小説を書く時は「青空文庫形式」を使っていますが、他のサイトに投稿する前に「でんでんマークダウン」で表示します。
そうすることで、ルビとして表示されていたものが開かれて、入力ミスが無いか確認するのに役立っています。



TATEditor」デスクトップ版でのルビの書き方紹介はここまでになります。

最後にルビではありませんがちょっとした便利機能を紹介して今回の記事を終わろうと思います。

便利機能
行の頭にピリオドを打つと自動的に1ページ分の空白をつけることが出来ます。

「表紙」→「アウトラインツリーを表示」にチェックをいれれば、ピリオドつきの行が記録されていくので、ブックマークとして使うことが出来ます。

長編を書くときにはとても便利ですよ!


さて、今回の記事は以上になります。
次回はついつい間違えやすい日本語について書いていきます。
「小説をはじめて書く」シリーズの最後の記事になる予定です。

気になる方はぜひブックマークしてお待ち下さい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました